|ヒストリー|vol.6 多様性の中で育まれた “強さ” と “視点”
チームの中での成長、そして次なるステージへ

こんにちは、須賀亮祐です!
前回のvol.5では、、オランダでのクラブ生活や文化、そして「教えないで教える」という育成スタイルについてお話しました。
今回はその続き。
クラブでのステップアップ、多国籍チームでの学び、そして次の挑戦へとつながる転機について綴っていきます。
プレーキャプテンという役割
オランダに来て半年ほどが経った頃。
僕は2軍でもスタメンとして起用されるようになり、3軍では「プレーキャプテン」という役割を任されました。
「プレーキャプテン」――それは日本で聞いたことのない役割でした。試合中にチームを牽引する、まさにプレーで引っ張るリーダー。
一方で、別にもう1人、経験豊富な“精神的支柱”としてのキャプテンがいて、その人がチーム全体をまとめていました。
彼は、元1部リーグでプレーしていた選手で、サッカーを心から楽しんでいる姿が印象的でした。勝っても負けても常に明るく、チームメイトや対戦相手へのリスペクトを忘れない、まさに人格者。
彼からは、
「いい選手ってどんな選手か」
「1部リーグってどんな場所か」
「このチームがオランダサッカーの中で担っている役割」
…本当に多くのことを教えてもらいました。
オランダで外国人としてキャプテンを任され、時には仲間を鼓舞し、意見をぶつけて、戦う。これまで、僕が得意としていなかった、コミュニケーションの重要性や、人間性やサッカーは言葉を超えたチカラがあるということを、体験することにもなりました。
多国籍の3軍チーム
3軍のチームメンバーは、オランダ人、トルコ人、モロッコ人、ブラジル人、そして僕。とにかく多国籍で、いろんな価値観がぶつかり合う日々。
言い合いになるのは、たいてい“判断”の部分。
「なぜそこに出さないんだ!」
「いや、オレはこう動くだろ!」

毎日のように言い合っていて、時には衝突もあったけれど、どこか清々しくて。本気でサッカーと向き合っていると感じる時間でした。今でもあのメンバーの顔を思い出すと、自然と笑顔になれます。
2年目、強化選手としてのチャレンジ
2年目からは2軍に正式に所属しながら、1軍の“強化選手”としてトレーニングにも参加するようになりました。
2軍では、ガンビア代表の「チューマ」とプレーする機会がありました。彼はガンビアの強化選手としてオランダで武者修行中。彼の話を通じて、アフリカのサッカー環境、そしてサッカーが子どもたちにとって“希望”であることを知りました。
国が違えば、サッカーの“意味”も変わる。
そのことに気づかされた、忘れられない出会いでした。
「スガ」と「チューマ」名前も少しだけ似ていて、お互い外国人。すぐに仲良くなり、身長190で、長髪ドレッドのスピードスターのセンターフォワードと、パスが大好きな僕のコンビはとても相性も良く、「代表レベルのアフリカの選手に出すパス」は、ある意味、小さい頃にテレビで見ていたプレーの連続。
「このパスにも反応するのか??」と驚かされる連続で、これまでにない感覚を味わわせてもらいました。
中でも、強豪アヤックス(アマチュア)との対戦では、プロ契約できなかったアヤックスの選手たちも在籍するチームから、2人で決めたゴールは今でも最高の思い出です。

1軍の壁と、クロアチアへの道
1軍のトレーニングは、これまで経験したどのレベルよりも高く、最初はまったくついていけませんでした。でも、オランダの原理原則やサッカーの理解が深まっていたおかげで、少しずつ順応できるように。
周りは、すでにトップリーグへ移籍が決まっている選手、元トップリーグ選手、年代別代表候補…そんなハイレベルな環境で過ごせたことは、自分の財産になっています。
ようやくプレーでも通用し始め、監督からこんな言葉をかけられました。
「レベルは申し分ない。ただ…契約の関係で、1軍の試合には出せない。」
その言葉を聞いたタイミングで、ある話が舞い込んできました。
―― クロアチアのクラブからのテストのオファー。
次回は、そこから始まる“クロアチア挑戦”のストーリーをお届けします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。僕自身とても周りの人たちに恵まれていて、たくさん支えてもらい、今があると思っています。
全ては書ききれないですが、このブログが、子どもたちの変化を一緒に見守るヒントになってくれたら嬉しいです。
子どもたちや皆さんも、日々さまざまな経験をされていると思いますので、よかったら、「いいね」ボタンをお願いします!
それでは次回もお楽しみに。
