vol.15|育てたいチカラ|子どもの“伸びる力”はどう育つのか?(前編)
子どもの“伸びる力”はどう育つのか?(前編)
— サッカースクールの選び方と「3つの伸びしろ」の見つけ方 —

こんにちは、須賀亮祐です。
先日、友人のママからこんな質問を受けました。
「サッカースクールを探してるんだけど、どこかいいスクール知ってるかな。。。頑張ってるんだけど、どう伸ばしてあげたらいいのかも分からなくて…」
実はこれ、日常的にとてもよくいただく相談です。
「技術系のスクールのほうがいい?」
「ゲーム形式が多いところがいい?」
「有名クラブの下部組織がいいの?」
こうした迷いには、ひとつの軸があると考えやすくなります。今日はその“考える軸”を紹介します。
サッカーは「認知 → 判断 → 実行」でできている
サッカーのプレーはつねにこの3つを繰り返すスポーツと言われています。
① 認知:状況を見る力
味方・相手・スペースなど、今何が起きているか理解する力。
② 判断:何を選ぶかを決める力
パス・ドリブル・シュートのどれが最適か決める力。
③ 実行:決めたことを技術でやる力
実際にそのプレーを成功させる力。
スクール選びに迷うとき、この3つのどこに伸びしろがあるかを考えるととても整理しやすくなります。

ただし、sardanaではその前に「主体性」を置いている
ここが実は最大のポイントです。
サッカーの3要素(認知・判断・実行)はもちろん大切ですが、その“土台”になるものが主体性だと考えています。
- 認知は「自分で見よう」とする意志がなければ育たない
- 判断は「自分で決めよう」としなければ磨かれない
- 実行は「自分で挑戦してみよう」という姿勢が必要
つまり、
主体性がなければ、認知・判断・実行は機能しない。
▼ これは海外でも“育成の常識”
- UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)
- オランダ協会(KNVB)
- FCバルセロナ(La Masia)
- イングランドFA(Let Them Play 政策)
いずれの育成指針にも「Self-regulation(主体的に学ぶ力)」が最初に出てきます。
バルサのコーチはこう言います。
“コーチは選手の代わりに決めない。選手が決められるように準備するだけだ。”
そしてスポーツ心理学(自己決定理論:Deci & Ryan)でも、
「自分で選んだ行動の方が学習効果が高く、長期的に伸び続ける」
と一貫して示されています。
だからsardanaでは、
「主体性 → 認知 → 判断 → 実行」の順番を最も大切にしています。
そもそもスクールに行くことを必要としているのか?
子どもはどうしたいのか?
スクールに行くことが悪いという意味ではなく、「本人が望んでいるか?」という視点が何よに大切だという考え方です。

子どもの“伸びる部分”は3つに分けると分かりやすい
スクール選びをするとき、以下の3つのどれに伸びしろがあるかを見てみてください。
【1】認知の伸びしろ
- 何をしたらいいか分からない(サッカーがまだ理解できていない)
- 味方や相手の位置が見えていない
→ プレーが止まりがちな子はここが伸びしろ
→ ゲーム形式が多いスクールと相性が良い
【2】判断の伸びしろ
- 迷ってしまう
- パスかドリブルか決められない
→ “迷う時間”が減ると一気に伸びる
→ コーチング型スクールが合う
【3】実行(技術)の伸びしろ
- やろうとしていることは分かっている
- 技術ミスが多い
→ ボールタッチの質が上がれば成功体験が増える
→ 技術系スクールが効果的(主体的な子は自主トレで解決)
見分け方や解決策はもっと奥が深いものですが、こうして仕分けると、
“なんとなく良さそうなスクール”ではなく、“うちの子が伸びるスクール” が選べるようになります。
大切なのは“いい選手が排出されているか” “どちらが優れているか” ではなく、“今のお子さんに必要な伸びしろはどこか” という視点です。
sardanaで大切にしていること
sardanaでは、
● 主体的にサッカーと向き合う子を育てること
● 認知・判断・実行をセットで育てること
● コーチング(問いかけ)で考える力を育むこと
を軸にしています。
主体性が育つと、子どもは自然と努力し、学び方を自分で選び、伸び続けます。
スクール選びに迷う方にとって、今日の内容が少しでもヒントになれば嬉しいです。

それでは今日はこの辺で。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログが、子どもたちの学びを一緒に見守るヒントになってくれたら嬉しいです。
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